商品紹介
中古車販売業を営む元レーサーの立花新太郎。自分のもとから姿を消した悠子からの救いを求める手紙を受け取った。東北、三陸海岸の田舎町に飛び、画家の野口が妻と営むスナックを訪ねるが、野口夫婦は面倒事を抱えていた。立花は何者かに襲われたり、地元の人々に無視されながらも、自分でもわからない何かを確かめるかのように躰を張り、無茶を続けるのだった。疾駆する男の姿が眩しい力作長編。
この本を買った人がよく買っている商品
-
アフリカ、カリブ、中国…。逃れられない悲しみを背負い世界を舞台に闘い続ける、元一等航海士・神尾修二。第一作『群青』から最終巻『海嶺』までを収録した〈神尾シリーズ〉六部作を電子合本版で配信。
-
けものは、勝手に走って死んでいく―。社長を殺された男、叔父を容疑者にされた男。過去のある男と女が、見えない明日を追いかけて、けもののように突っ走る。
-
孤高の剣士だった祖父から日向流をたたき込まれた日向景一郎。祖父の遺言に従い、熊本の地で父を斬った景一郎は、腹違いの弟・森之助を育てることに…
-
男は牙をなくしちゃなんねえ！ 祖父が殺された。死ぬまぎわに残したことば。祖父の恨みを胸に、石本一幸は事件の陰にひそむ大物へ復讐の牙をむく。ハードボイルド長編。
-
30歳を前に、商社マンを辞めて私立探偵に転身した男、浅生。乾いた都会の間隙からこぼれてくる人間の呻きに耳を傾ける。現代社会の「ひび」を描出する北方ハードボイルドの名編。
