とみ新蔵 初期名作選1件～10件（10件中）
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とみ新蔵 初期名作選 1～元禄異聞 美童無惨～
とみ新蔵
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徳川家も五代目（綱吉）を重ねた元禄の頃は、天下はすこぶる泰平、日毎穏やかな明け暮れが続く平和な時代であった。しかし風俗は…町人はもちろんの…
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とみ新蔵 初期名作選 2～孤剣～
とみ新蔵
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国本八彌の家には雷神丸といわれる一振りの太刀があった。これは八彌の亡き父、国本鬼左衛門が大阪の役でめざましい働きを立てた時、前城主・間部直…
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とみ新蔵 初期名作選 3～女郎始末記～
とみ新蔵
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明治以前…三州田原城の城南丘陵の一隅に奇妙な石があった。何気なく見ていればなんの変哲もない細長い石としか見えないのだが、よく見れば見るほど…
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とみ新蔵 初期名作選 4～果し合い～
とみ新蔵
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もと土佐藩の有力郷士であった品川多聞を頭目として薩摩・長州・土佐・各藩の藩士、浪人合わせて百名以上の尊皇攘夷派の者が、ときに乗じて寄り集う…
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とみ新蔵 初期名作選 5～闘魂記～
とみ新蔵
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明治元年八月二十三日、会津藩士白虎隊・朱雀隊・青竜隊・玄武隊および旧幕兵全員は怒涛のごとき征討軍を迎え撃ってせいふう血雨の惨たる闘いを繰り…
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とみ新蔵 初期名作選 6～ゼニ馬鹿～
とみ新蔵
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佐野田角造。不動産業兼金融業――戦中戦後の動乱期にどん底から這い上がって巨万の富を築いた人物である――この男、兎に角金に汚い、ケチで有名。…
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とみ新蔵 初期名作選 7～惨なり！～
とみ新蔵
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ある町のはずれに、いつの頃からか鍛冶屋があった。その男はいつも熱心に包丁造りなどに精を出していたが…どことなく暗く、近所の付き合いも一切な…
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とみ新蔵 初期名作選 8～城盗物語 悲士助次郎～
とみ新蔵
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尼子経久の居城、富田城……城主・経久直々に呼び出された本庄助次郎は大急ぎで馳せ参じた。突然の呼び出し、要件は何かと問うと経久は「わしに命を…
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とみ新蔵 初期名作選 9～蛮九郎武魂～
とみ新蔵
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牢内で一人の罪人が死を待っていた。男は時折空を見つめて野獣のような低いうめきを漏らすのみ…その陰惨さにはさすがの灯な主たちも文句を言うはお…
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とみ新蔵 初期名作選 10～非情剣峠に斃る～
とみ新蔵
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芸者玉千代が首の骨を折られて殺されたのは一年前！ やっと下手人の確証をつかんだのはひと月前…奉行所のにらんでいたとおり相撲取りの荒熊が、ふ…
