ＩＢＭがアラスカに設置した気象兵器。自然環境を狂わせ、農業を破壊し、世界に貧困と飢餓をもたらす悪魔の兵器に対し、日本列島軍はついに戦術核の使用を決断。亜宇宙から決死の強襲を試みた軌道降下兵の活躍で、見事これを破壊する。だが、この攻撃がＩＢＭ大陸に予期せぬ気候の激変を招く。一転して食糧の乏しさと大恐慌に見舞われ、自壊の兆しを見せるＩＢＭ……。スミノフ、ＩＢＭ二大帝国の崩壊が物語る、電脳戦場世界の黙示録的終末とは、要塞シリーズ第一期、ついに完結！