商品紹介
複雑すぎて面白い。心のしくみも、それを探る営みも。
さまざまなアプローチ、 方法論あり、 学説、 流派あり。
けっしてひとすじ縄ではいかない「こころの科学」史
「心理学発展の通史はえてして退屈で読みづらいものだが、本書はその対極にある傑作だ。心理学の世界へ魅力的で楽しい入門を求めているすべての人に心から推薦する」ーーロバート・スターンバーグ(米国コーネル大学心理学教授)
パブロフの犬から、ミルグラムの電気ショックの実験、CIAによる精神支配の秘密プロジェクト、さらには心理学界に新風をもたらしたポジティブ心理学まで……心理学のガイド役として英国を中心に活躍するヘイズが、東洋や世界各地にも目を配りつつ繰り広げる、心理学発展の物語。ユング、フロイト、ファノン、カーネマンといった主要な思想家にくわえ、劣等感、PTSDといった心理学の主要概念への理解も深まる一冊。
心理学はその歴史をつうじて、より豊かに、より意味深く、より多様なものになった。手法の多様性こそが心理学の力である。
そして、その力は、受容性を高め、人間の多様性を取りいれることによってのみ、さらに強化される。(本書 最終章=第40章より)
【目次】
1章 はじめに――ギリシャ人とガレノスと東洋の影響
2章 進化する科学――デカルトからダーウィンまで、心についての考え方
3章 フィニアス・ゲージの伝説――神経心理学のはじまり
4章 精神物理学と初期の心理学――心の能力を測定する
5章 無意識――フロイトと精神分析学者
6章 生得主義者(ネイティビスト)の説――初期の知能テストと優生学の出現
7章 行動主義心理学者の挑戦――刺激反応による学習、生得説(ネイティビズム)との対立
8章 職場の心理学――初期の応用心理学、ホーソン研究、人間関係モデル
9章 試される時代――計量心理学産業のはじまりとパーソナリティ検査の手法
10章 社会生活の理解――社会心理学の父 オルポートとヴント
11章 ゲシュタルト学派――全体の印象は部分の総和とは異なる
12章 ふたりのポスト・フロイト派――カール・ユング、集合的無意識、アドラーの個人心理学
13章 行動主義の根づき――アルバートぼうや、オペラント条件づけ、スキナーのすばらしい新世界
14章 発達する精神――ピアジェ、ゲゼル、ヴィゴツキーの育児論
15章 失われた環――欲求と動因による動機づけの説明とマズローが挑んだこと
16章 人間主義運動――人間を全体として見ることの重要性
17章 心理学、戦争に行く――ターニングポイント:応用心理学と軍事研究
18章 ナチズムを解き明かす――攻撃性についての精神分析的および生物学的説明
19章 同調と黙従――アッシュとミルグラム
20章 心の逆襲――ミラー、ブルーナー、ナイサー 認知アプローチの推進者たち
21章 感情とストレス――闘争か逃走か ストレスと精神免疫学
22章 関係を育む――刷り込み、関係構築、母性剥奪論争
23章 社会的学習――集団対立、集団規範、リーダーシップスタイル
24章 態度の変容――認知的不協和、態度の測定、偏見の理論
25章 冷戦下の心理学――ミネソタ飢餓研究とCIAのマインド・コントロール実験
26章 精神医学の正統派に挑む――医学的モデルへの批判と反精神医学運動
27章 アメリカの社会心理学――パーソナルスペース、魅力の測定、傍観者介入、個人主義に基づく研究の手法
28章 ヨーロッパの社会心理学――集団への帰属意識が、理解、行動、意味の共同構築に与える影響
29章 世界の心理学――日本、中国、ロシア、インド、南米
30章 文化と自己――フランツ・ファノンとアイデンティティに関する植民地主義の視点
31章 神経心理学の発展――神経伝達物質、薬、断眠、外科手術による脳構造の解明
32章 コンピューター登場――認知、注意、記憶の情報処理モデル
33章 知覚を理解する――知覚するものをどう理解するかについての理論
34章 コントロールとエージェンシー――学習性無力感、統制の所在、帰属理論
35章 社会的な子ども――ピアジェの理論の再検証と社会意識のある子ども
36章 生まれか育ちかの論争は続く――知能検査の種類とさまざまな議論
37章 無力感から楽観主義へ――セリグマンとポジティブ心理学の確立
38章 意思決定――日常の判断とヒューリスティックの使用、カーネマンのシステム1・システム2思考
39章 接続点、ネットワーク、神経可塑性――タクシー運転手に関する古典的研究、脳卒中からの回復、神経回路と社会的感情
40章 方法論の革命――脱構築と脱植民地化、正統派調査手法とWEIRDサンプリングに対する異議
さくいん
さまざまなアプローチ、 方法論あり、 学説、 流派あり。
けっしてひとすじ縄ではいかない「こころの科学」史
「心理学発展の通史はえてして退屈で読みづらいものだが、本書はその対極にある傑作だ。心理学の世界へ魅力的で楽しい入門を求めているすべての人に心から推薦する」ーーロバート・スターンバーグ(米国コーネル大学心理学教授)
パブロフの犬から、ミルグラムの電気ショックの実験、CIAによる精神支配の秘密プロジェクト、さらには心理学界に新風をもたらしたポジティブ心理学まで……心理学のガイド役として英国を中心に活躍するヘイズが、東洋や世界各地にも目を配りつつ繰り広げる、心理学発展の物語。ユング、フロイト、ファノン、カーネマンといった主要な思想家にくわえ、劣等感、PTSDといった心理学の主要概念への理解も深まる一冊。
心理学はその歴史をつうじて、より豊かに、より意味深く、より多様なものになった。手法の多様性こそが心理学の力である。
そして、その力は、受容性を高め、人間の多様性を取りいれることによってのみ、さらに強化される。(本書 最終章=第40章より)
【目次】
1章 はじめに――ギリシャ人とガレノスと東洋の影響
2章 進化する科学――デカルトからダーウィンまで、心についての考え方
3章 フィニアス・ゲージの伝説――神経心理学のはじまり
4章 精神物理学と初期の心理学――心の能力を測定する
5章 無意識――フロイトと精神分析学者
6章 生得主義者(ネイティビスト)の説――初期の知能テストと優生学の出現
7章 行動主義心理学者の挑戦――刺激反応による学習、生得説(ネイティビズム)との対立
8章 職場の心理学――初期の応用心理学、ホーソン研究、人間関係モデル
9章 試される時代――計量心理学産業のはじまりとパーソナリティ検査の手法
10章 社会生活の理解――社会心理学の父 オルポートとヴント
11章 ゲシュタルト学派――全体の印象は部分の総和とは異なる
12章 ふたりのポスト・フロイト派――カール・ユング、集合的無意識、アドラーの個人心理学
13章 行動主義の根づき――アルバートぼうや、オペラント条件づけ、スキナーのすばらしい新世界
14章 発達する精神――ピアジェ、ゲゼル、ヴィゴツキーの育児論
15章 失われた環――欲求と動因による動機づけの説明とマズローが挑んだこと
16章 人間主義運動――人間を全体として見ることの重要性
17章 心理学、戦争に行く――ターニングポイント:応用心理学と軍事研究
18章 ナチズムを解き明かす――攻撃性についての精神分析的および生物学的説明
19章 同調と黙従――アッシュとミルグラム
20章 心の逆襲――ミラー、ブルーナー、ナイサー 認知アプローチの推進者たち
21章 感情とストレス――闘争か逃走か ストレスと精神免疫学
22章 関係を育む――刷り込み、関係構築、母性剥奪論争
23章 社会的学習――集団対立、集団規範、リーダーシップスタイル
24章 態度の変容――認知的不協和、態度の測定、偏見の理論
25章 冷戦下の心理学――ミネソタ飢餓研究とCIAのマインド・コントロール実験
26章 精神医学の正統派に挑む――医学的モデルへの批判と反精神医学運動
27章 アメリカの社会心理学――パーソナルスペース、魅力の測定、傍観者介入、個人主義に基づく研究の手法
28章 ヨーロッパの社会心理学――集団への帰属意識が、理解、行動、意味の共同構築に与える影響
29章 世界の心理学――日本、中国、ロシア、インド、南米
30章 文化と自己――フランツ・ファノンとアイデンティティに関する植民地主義の視点
31章 神経心理学の発展――神経伝達物質、薬、断眠、外科手術による脳構造の解明
32章 コンピューター登場――認知、注意、記憶の情報処理モデル
33章 知覚を理解する――知覚するものをどう理解するかについての理論
34章 コントロールとエージェンシー――学習性無力感、統制の所在、帰属理論
35章 社会的な子ども――ピアジェの理論の再検証と社会意識のある子ども
36章 生まれか育ちかの論争は続く――知能検査の種類とさまざまな議論
37章 無力感から楽観主義へ――セリグマンとポジティブ心理学の確立
38章 意思決定――日常の判断とヒューリスティックの使用、カーネマンのシステム1・システム2思考
39章 接続点、ネットワーク、神経可塑性――タクシー運転手に関する古典的研究、脳卒中からの回復、神経回路と社会的感情
40章 方法論の革命――脱構築と脱植民地化、正統派調査手法とWEIRDサンプリングに対する異議
さくいん
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