商品紹介
【特集1】教育とジェンダー
次世代の人びとを育んでいく営みである教育。その影響は優れた面・悪しき面の両方で子どもたちに伝わり、社会に広がっていく。
日本で教育分野は他の領域よりもジェンダー平等が達成されている、としばしば言われる。だが、本当にそうなのか。不平等を生む構造が教育の場に潜んでいたならば、次世代にもその悪影響を長期的に再生産することになってしまう。
入試制度、進学の男女比、学校内に存在する性別役割など、教育分野におけるジェンダーの問題に迫るとともに、不平等を乗り越える取り組みにも光を当てる。
【特集2】癒えない傷、終わらない戦争
戦闘が止む――まずはそこに漕ぎつけるまでの困難がある。だが、戦争はそこで終わらない。
80年前、精神を病んだ元日本兵たちの苦しみは、自身や妻、子らに向けられ、世代をこえ伝播した。戦争が人間の何をどのように破壊したのか。家族たちの気づきと証言により、いまようやく像を結びつつある。
国家間のみならず「テロとの戦争」が広がるなか、巻き込まれるのは兵士だけではない。社会の荒廃と人間の破壊が、まさにいまも進む。
この事態を食い止める叡智を求め、戦争がもたらす長期的な影響を直視する。
※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
■特集1 教育とジェンダー
大学「一般入試」は公平か? 打越文弥(ハーバード大学アカデミー・スカラー)
学校が不平等を再生産しないために──教員世界と隠れたカリキュラム 木村育恵(北海道教育大学)
都道府県版ジェンダー・ギャップ指数が示す二つの不平等 山脇絵里子(共同通信)×河野銀子(九州大学)
理系女性はなぜ少ない 横山広美(東京大学)
幼児期から性の学びを 北山ひと美(和光小学校・和光幼稚園 前校園長)
〈対談〉ニライカナイには行けない──沖縄「犠牲の物語」の外へ 上間陽子(琉球大学)×兼島拓也(劇作家)
政党というブラックボックス──憲法学から考える政党・政治資金・政党法 林 知更(東京大学)
石丸現象とTikTok──若者世代のリアリティ 伊藤昌亮(成蹊大学)
カマラ・ハリスは脱皮できるか──フェミニスト大統領への道 三牧聖子(同志社大学)
スターマー労働党政権の誕生──ポピュリズム時代の「狭き門」 今井貴子(成蹊大学)
「まともな人間の証」を求めて──フランス、農村の極右支持を読む 森千香子(同志社大学)
〈ルポ〉埼玉クルド人コミュニティ 第2回 「標的」の変遷 安田浩一(ノンフィクションライター)
世界の潮
旧優生保護法違憲判決──最高裁は「創造の担い手」であれ 新里宏二(弁護士)
ニューカレドニア 民衆はなぜ蜂起したのか 友寄元樹(同志社大学大学院博士後期課程)
■特集2 癒えない傷、終わらない戦争
戦争のトラウマを可視化する 中村江里(上智大学)
「加害責任」の世代間伝播──「満蒙開拓」と祖父と私 胡桃澤伸(精神科医)
〈対談〉戦争で壊れた父親と向き合う 黒井秋夫(「PTSDの日本兵家族会・寄り添う市民の会」代表)×藤岡美千代(同関西支部)
自衛隊と戦場ストレス 布施祐仁(ジャーナリスト)
〈対談〉紛争地の生とかかわり続けて──イラク戦争、シリア内戦のその後 金本麻理子(ディレクター)×高遠菜穂子(エイドワーカー)
スケッチ 住みかを探す 高瀬隼子(小説家)
〈夜店〉「日本人」の自画像を描く──戸籍・国籍・移動 李英美(京都大学)
〈新連載〉彼女たちの「戦後」 第1回 黒柳徹子──テレビ司会者の本領 山本昭宏(神戸市外国語大学)
『セクシー田中さん』とジェンダー問題 津田 環(テレビプロデューサー)
三淵忠彦最高裁長官はいかに誕生したか──日本国憲法の制定と最高裁の始動 赤坂幸一(九州大学)
〈「虎に翼」〉三淵嘉子が駆け抜けた生涯 本橋由紀(毎日新聞)
日韓 死刑廃止までの距離 佐藤大介(共同通信)
〈対談〉アートは長く続く──道具化されない時間と空間 アイザック・ジュリアン(アーティスト)×小笠原博毅(神戸大学)
最後は教育なのか? 第5回 揺らぐ国語教育と教室空間 五味渕典嗣さんに聞く 武田砂鉄(ライター)
隣のジャーナリズム 取材のリアル 大河内直人(NHK首都圏局)
本との出会い
読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 新城和博(編集者)
言葉と言葉のかくれんぼ 第6回 活字の濁流へ 斎藤真理子(翻訳家)
連載
島に帰る 第8回 乞食(ムヌフーヤ)たちの日誌 榎本 空(エスノグラファー)
〈小さな物語〉の復興 『フランケンシュタイン』をよむ 第8回 エコロジー 小川公代(上智大学)
本とチェック 第16回 ソウル国際ブックフェア 金承福(クオン代表)
「変わらない」を変える 第16回 都知事選 ミソジニーとシスターフッド 三浦まり(上智大学)
「拉致問題」風化に抗して 第11回 日本人拉致被害者に与えられた「革命任務」(その2) 蓮池 薫(新潟産業大学)
片山善博の「日本を診る」(178) 兵庫県政の混乱から得るべき教訓 片山善博(大正大学)
脳力のレッスン(267) 江戸期日本と中国の微妙な関係 寺島実郎
気候再生のために 第28回 デジタル化と脱炭素は両立するか 高村ゆかり(東京大学)
ドキュメント激動の南北朝鮮 第325回(24・6~7) 編集部
記憶をもった鏡──ショーン・リー『Young Love』 戸田昌子(写真史家)
岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人)
アムネスティ通信
読者談話室
編集後記
表紙木版画──久保舎己(なにもしなくていいんだよ 1991、裏表紙 妻とミッキーとルル 2020)
キャラクター・扉絵──西村ツチカ
アートディレクション──須田杏菜
本文デザイン──大原由衣+安賀裕子
次世代の人びとを育んでいく営みである教育。その影響は優れた面・悪しき面の両方で子どもたちに伝わり、社会に広がっていく。
日本で教育分野は他の領域よりもジェンダー平等が達成されている、としばしば言われる。だが、本当にそうなのか。不平等を生む構造が教育の場に潜んでいたならば、次世代にもその悪影響を長期的に再生産することになってしまう。
入試制度、進学の男女比、学校内に存在する性別役割など、教育分野におけるジェンダーの問題に迫るとともに、不平等を乗り越える取り組みにも光を当てる。
【特集2】癒えない傷、終わらない戦争
戦闘が止む――まずはそこに漕ぎつけるまでの困難がある。だが、戦争はそこで終わらない。
80年前、精神を病んだ元日本兵たちの苦しみは、自身や妻、子らに向けられ、世代をこえ伝播した。戦争が人間の何をどのように破壊したのか。家族たちの気づきと証言により、いまようやく像を結びつつある。
国家間のみならず「テロとの戦争」が広がるなか、巻き込まれるのは兵士だけではない。社会の荒廃と人間の破壊が、まさにいまも進む。
この事態を食い止める叡智を求め、戦争がもたらす長期的な影響を直視する。
※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
■特集1 教育とジェンダー
大学「一般入試」は公平か? 打越文弥(ハーバード大学アカデミー・スカラー)
学校が不平等を再生産しないために──教員世界と隠れたカリキュラム 木村育恵(北海道教育大学)
都道府県版ジェンダー・ギャップ指数が示す二つの不平等 山脇絵里子(共同通信)×河野銀子(九州大学)
理系女性はなぜ少ない 横山広美(東京大学)
幼児期から性の学びを 北山ひと美(和光小学校・和光幼稚園 前校園長)
〈対談〉ニライカナイには行けない──沖縄「犠牲の物語」の外へ 上間陽子(琉球大学)×兼島拓也(劇作家)
政党というブラックボックス──憲法学から考える政党・政治資金・政党法 林 知更(東京大学)
石丸現象とTikTok──若者世代のリアリティ 伊藤昌亮(成蹊大学)
カマラ・ハリスは脱皮できるか──フェミニスト大統領への道 三牧聖子(同志社大学)
スターマー労働党政権の誕生──ポピュリズム時代の「狭き門」 今井貴子(成蹊大学)
「まともな人間の証」を求めて──フランス、農村の極右支持を読む 森千香子(同志社大学)
〈ルポ〉埼玉クルド人コミュニティ 第2回 「標的」の変遷 安田浩一(ノンフィクションライター)
世界の潮
旧優生保護法違憲判決──最高裁は「創造の担い手」であれ 新里宏二(弁護士)
ニューカレドニア 民衆はなぜ蜂起したのか 友寄元樹(同志社大学大学院博士後期課程)
■特集2 癒えない傷、終わらない戦争
戦争のトラウマを可視化する 中村江里(上智大学)
「加害責任」の世代間伝播──「満蒙開拓」と祖父と私 胡桃澤伸(精神科医)
〈対談〉戦争で壊れた父親と向き合う 黒井秋夫(「PTSDの日本兵家族会・寄り添う市民の会」代表)×藤岡美千代(同関西支部)
自衛隊と戦場ストレス 布施祐仁(ジャーナリスト)
〈対談〉紛争地の生とかかわり続けて──イラク戦争、シリア内戦のその後 金本麻理子(ディレクター)×高遠菜穂子(エイドワーカー)
スケッチ 住みかを探す 高瀬隼子(小説家)
〈夜店〉「日本人」の自画像を描く──戸籍・国籍・移動 李英美(京都大学)
〈新連載〉彼女たちの「戦後」 第1回 黒柳徹子──テレビ司会者の本領 山本昭宏(神戸市外国語大学)
『セクシー田中さん』とジェンダー問題 津田 環(テレビプロデューサー)
三淵忠彦最高裁長官はいかに誕生したか──日本国憲法の制定と最高裁の始動 赤坂幸一(九州大学)
〈「虎に翼」〉三淵嘉子が駆け抜けた生涯 本橋由紀(毎日新聞)
日韓 死刑廃止までの距離 佐藤大介(共同通信)
〈対談〉アートは長く続く──道具化されない時間と空間 アイザック・ジュリアン(アーティスト)×小笠原博毅(神戸大学)
最後は教育なのか? 第5回 揺らぐ国語教育と教室空間 五味渕典嗣さんに聞く 武田砂鉄(ライター)
隣のジャーナリズム 取材のリアル 大河内直人(NHK首都圏局)
本との出会い
読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 新城和博(編集者)
言葉と言葉のかくれんぼ 第6回 活字の濁流へ 斎藤真理子(翻訳家)
連載
島に帰る 第8回 乞食(ムヌフーヤ)たちの日誌 榎本 空(エスノグラファー)
〈小さな物語〉の復興 『フランケンシュタイン』をよむ 第8回 エコロジー 小川公代(上智大学)
本とチェック 第16回 ソウル国際ブックフェア 金承福(クオン代表)
「変わらない」を変える 第16回 都知事選 ミソジニーとシスターフッド 三浦まり(上智大学)
「拉致問題」風化に抗して 第11回 日本人拉致被害者に与えられた「革命任務」(その2) 蓮池 薫(新潟産業大学)
片山善博の「日本を診る」(178) 兵庫県政の混乱から得るべき教訓 片山善博(大正大学)
脳力のレッスン(267) 江戸期日本と中国の微妙な関係 寺島実郎
気候再生のために 第28回 デジタル化と脱炭素は両立するか 高村ゆかり(東京大学)
ドキュメント激動の南北朝鮮 第325回(24・6~7) 編集部
記憶をもった鏡──ショーン・リー『Young Love』 戸田昌子(写真史家)
岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人)
アムネスティ通信
読者談話室
編集後記
表紙木版画──久保舎己(なにもしなくていいんだよ 1991、裏表紙 妻とミッキーとルル 2020)
キャラクター・扉絵──西村ツチカ
アートディレクション──須田杏菜
本文デザイン──大原由衣+安賀裕子
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