商品紹介
【特集1】働き続ける私たち
もう働けない。いつまで働けるだろう。
自転車を漕ぎながら、実家と職場を行き来しながら、自分の体調と向き合いながら、日々感じている人がいる。
年金、また貯蓄が増えることが見込めないなかで、より長く働く時代はもうやってきている。
「普通」とされてきた労働のありかたをどのように変えれば、これ以上、すり減らずにいられるのだろう。
【特集2】居場所なき子ども
毎日学校に通い、進学し、そして働く。学校を中心とした学びとキャリアデザインは、これまで自明のものとされてきた。
だが、その「標準」から離れたとき、選択肢は急激に狭まる。
学校や家庭に居られない子どもに、私たちは学びや安心の場を用意できているのか。ひとたび排除されてしまった子どもを、社会はどう包摂することができるのか。
※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
■特集1 働き続ける私たち
七〇歳でも働く社会 玄田有史(東京大学)
女性「活躍」はもうやめよう──働き方の普通を変える 濱口桂一郎(労働政策研究・研修機構)
短時間正社員──労働力不足時代の働き方アップデート 田中洋子(筑波大学名誉教授)
危うくてもスピードを落とせない自転車たちを救うこと 小山内園子(韓日翻訳者)
ケアをもっとシンプルに──ヘルパーの現場から 柳本文貴(NPOグレースケア代表)
「転勤」制度の岐路──新しい個人主義とジェンダー秩序の交差点 伊藤将人(国際大学)
履歴書無価値 長田杏奈(ライター)
「主婦的なるもの」の政治性──参政党現象から考える 鈴木彩加(筑波大学)
参政党 「真ん中」からの反革命 伊藤昌亮(成蹊大学)
香港 国安法体制下の五年──「中国式」への「和平演変」 倉田徹(立教大学)
ポスト・アメリカ主導の国際秩序──「責任ある大国」としての日本へ 玉置敦彦(中央大学)
〈連載〉午前1時のメディアタイムズ 第7回 エプスティーンと戦後の終わり 若林恵(編集者/黒鳥社)
万博は実験のためにある──大阪・関西万博の建築を考える 市川紘司(建築史家)
〈連載〉親愛なる身体へ 第2回 汝はチャイニーズなりや 李琴峰(作家)
世界の潮
ガザ 狙われるジャーナリストたち──市民社会の抵抗はいま 川上泰徳(中東ジャーナリスト)
「忘れられた紛争国」ミャンマー──非常事態宣言解除の思惑 中西嘉宏(京都大学)
■特集2 居場所なき子ども
地元で生きる若者たち──学校教育論の陥穽と日本社会の広がり 知念渉(大阪大学)
教室が子どもの枷になるとき 川上康則(杉並区立済美養護学校)
少年院 排除の構造を手放せるか 仲野由佳理(日本大学非常勤講師)
学校にも図書館がある──子どもの居場所に人と本を 木下通子(オフィスみちねこ代表)
〈スケッチ〉海流に乗って 甫木元空(映画監督、ミュージシャン)
〈夜店〉外見への差別はどうやってなかったことにされてきたか 矢吹康夫(中京大学)
ドル支配体制は揺らぐか 黒田東彦(前日本銀行総裁)×河合正弘(東京大学名誉教授)
〈トランプ関税〉日本のプランBとは──アメリカなき国際通商秩序へ 司会=須網隆夫(早稲田大学名誉教授) 川瀬剛志(上智大学)×前嶋和弘(上智大学)×大河内美紀(名古屋大学)
〈新連載〉ハンセン病詩人 韓何雲の素顔 第1回 北のムンドゥンイ、ソウルで華麗な転身 吉川凪(作家、翻訳家)
民の犠牲を許すな──進む「戦争準備」と受忍論 吉田敏浩(ジャーナリスト)
〈最終回〉彼女たちの「戦後」 第12回 吉永小百合「理想」は死なない 山本昭宏(神戸市外国語大学)
「天皇陵」と民主主義──世界遺産登録と大山古墳立入り観察から 高木博志(京都大学名誉教授)
〈対談〉「戦争が廊下の奥に立つ」時代の俳句のこと 池田澄子(俳人)×福島申二(記者)
本との出会い
言葉と言葉のかくれんぼ 第18回 夏の日記 斎藤真理子(翻訳家)
読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 長谷部恭男(早稲田大学)
本とチェック 第29回 広告コピーで学んだ日本語 金承福(クオン代表)
連載
アジアとアメリカのあいだ 第10回 分断と共存のはざま 望月優大(ライター)
この社会の社会学 第9回 血縁と家族のジレンマ 野辺陽子(日本女子大学)
隣のジャーナリズム 学校らしさを打破する 佐藤明彦(教育ジャーナリスト)
原発事故 検証の空白 第4回 プルーム汚染は解明されたか 添田孝史(科学ジャーナリスト)
あたふたと身支度 第13回 されどムダ毛 高橋純子(朝日新聞)
「戦後」解体 第7回 自分磨きと女性たち──女工・国婦・主婦の修養 大澤絢子(東北大学)
脳力のレッスン(279) 特別篇 戦後八〇年への沈思熟考(中篇) 寺島実郎
片山善博の「日本を診る」(191) 傍から勝手に自民党の敗因を総括する 片山善博(大正大学)
気候再生のために 第37回 気候を保護する国家の義務──ICJ勧告的意見が示す到達点 高村ゆかり(東京大学)
ドキュメント激動の南北朝鮮 第338回(25・7~8) 編集部
記憶をもった鏡 アーネスト・コール『House of Bondage』 戸田昌子(写真史家)
岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人)
アムネスティ通信
読者談話室
編集後記
表紙画 土屋未久(表紙 灯る2025、裏表紙 ひとり2025)
キャラクター・扉絵 西村ツチカ
アートディレクション 須田杏菜
本文デザイン 大原由衣+都井美穂子
もう働けない。いつまで働けるだろう。
自転車を漕ぎながら、実家と職場を行き来しながら、自分の体調と向き合いながら、日々感じている人がいる。
年金、また貯蓄が増えることが見込めないなかで、より長く働く時代はもうやってきている。
「普通」とされてきた労働のありかたをどのように変えれば、これ以上、すり減らずにいられるのだろう。
【特集2】居場所なき子ども
毎日学校に通い、進学し、そして働く。学校を中心とした学びとキャリアデザインは、これまで自明のものとされてきた。
だが、その「標準」から離れたとき、選択肢は急激に狭まる。
学校や家庭に居られない子どもに、私たちは学びや安心の場を用意できているのか。ひとたび排除されてしまった子どもを、社会はどう包摂することができるのか。
※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
■特集1 働き続ける私たち
七〇歳でも働く社会 玄田有史(東京大学)
女性「活躍」はもうやめよう──働き方の普通を変える 濱口桂一郎(労働政策研究・研修機構)
短時間正社員──労働力不足時代の働き方アップデート 田中洋子(筑波大学名誉教授)
危うくてもスピードを落とせない自転車たちを救うこと 小山内園子(韓日翻訳者)
ケアをもっとシンプルに──ヘルパーの現場から 柳本文貴(NPOグレースケア代表)
「転勤」制度の岐路──新しい個人主義とジェンダー秩序の交差点 伊藤将人(国際大学)
履歴書無価値 長田杏奈(ライター)
「主婦的なるもの」の政治性──参政党現象から考える 鈴木彩加(筑波大学)
参政党 「真ん中」からの反革命 伊藤昌亮(成蹊大学)
香港 国安法体制下の五年──「中国式」への「和平演変」 倉田徹(立教大学)
ポスト・アメリカ主導の国際秩序──「責任ある大国」としての日本へ 玉置敦彦(中央大学)
〈連載〉午前1時のメディアタイムズ 第7回 エプスティーンと戦後の終わり 若林恵(編集者/黒鳥社)
万博は実験のためにある──大阪・関西万博の建築を考える 市川紘司(建築史家)
〈連載〉親愛なる身体へ 第2回 汝はチャイニーズなりや 李琴峰(作家)
世界の潮
ガザ 狙われるジャーナリストたち──市民社会の抵抗はいま 川上泰徳(中東ジャーナリスト)
「忘れられた紛争国」ミャンマー──非常事態宣言解除の思惑 中西嘉宏(京都大学)
■特集2 居場所なき子ども
地元で生きる若者たち──学校教育論の陥穽と日本社会の広がり 知念渉(大阪大学)
教室が子どもの枷になるとき 川上康則(杉並区立済美養護学校)
少年院 排除の構造を手放せるか 仲野由佳理(日本大学非常勤講師)
学校にも図書館がある──子どもの居場所に人と本を 木下通子(オフィスみちねこ代表)
〈スケッチ〉海流に乗って 甫木元空(映画監督、ミュージシャン)
〈夜店〉外見への差別はどうやってなかったことにされてきたか 矢吹康夫(中京大学)
ドル支配体制は揺らぐか 黒田東彦(前日本銀行総裁)×河合正弘(東京大学名誉教授)
〈トランプ関税〉日本のプランBとは──アメリカなき国際通商秩序へ 司会=須網隆夫(早稲田大学名誉教授) 川瀬剛志(上智大学)×前嶋和弘(上智大学)×大河内美紀(名古屋大学)
〈新連載〉ハンセン病詩人 韓何雲の素顔 第1回 北のムンドゥンイ、ソウルで華麗な転身 吉川凪(作家、翻訳家)
民の犠牲を許すな──進む「戦争準備」と受忍論 吉田敏浩(ジャーナリスト)
〈最終回〉彼女たちの「戦後」 第12回 吉永小百合「理想」は死なない 山本昭宏(神戸市外国語大学)
「天皇陵」と民主主義──世界遺産登録と大山古墳立入り観察から 高木博志(京都大学名誉教授)
〈対談〉「戦争が廊下の奥に立つ」時代の俳句のこと 池田澄子(俳人)×福島申二(記者)
本との出会い
言葉と言葉のかくれんぼ 第18回 夏の日記 斎藤真理子(翻訳家)
読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 長谷部恭男(早稲田大学)
本とチェック 第29回 広告コピーで学んだ日本語 金承福(クオン代表)
連載
アジアとアメリカのあいだ 第10回 分断と共存のはざま 望月優大(ライター)
この社会の社会学 第9回 血縁と家族のジレンマ 野辺陽子(日本女子大学)
隣のジャーナリズム 学校らしさを打破する 佐藤明彦(教育ジャーナリスト)
原発事故 検証の空白 第4回 プルーム汚染は解明されたか 添田孝史(科学ジャーナリスト)
あたふたと身支度 第13回 されどムダ毛 高橋純子(朝日新聞)
「戦後」解体 第7回 自分磨きと女性たち──女工・国婦・主婦の修養 大澤絢子(東北大学)
脳力のレッスン(279) 特別篇 戦後八〇年への沈思熟考(中篇) 寺島実郎
片山善博の「日本を診る」(191) 傍から勝手に自民党の敗因を総括する 片山善博(大正大学)
気候再生のために 第37回 気候を保護する国家の義務──ICJ勧告的意見が示す到達点 高村ゆかり(東京大学)
ドキュメント激動の南北朝鮮 第338回(25・7~8) 編集部
記憶をもった鏡 アーネスト・コール『House of Bondage』 戸田昌子(写真史家)
岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人)
アムネスティ通信
読者談話室
編集後記
表紙画 土屋未久(表紙 灯る2025、裏表紙 ひとり2025)
キャラクター・扉絵 西村ツチカ
アートディレクション 須田杏菜
本文デザイン 大原由衣+都井美穂子
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