商品紹介
【特集1】創刊80年 それでも人間を信じる
戦後の国際秩序が、音を立てて崩れつつある。
大国による核の威嚇と法の蹂躙。かつて戦争の惨禍を経験した日本も、憲法9条が歯止めとならず、軍拡競争の一翼を担おうとしている。この現実を前になお、「人間を信じる」ことは可能か。「世界」初代編集長の吉野源三郎はこう述べた。
「『人間に対する信頼』も、一つの大きな賭です。……しかし、この賭なしには、人間の世界は死人のようなつめたさにひえてゆくほかはない」(「ヒューマニズムについて──人間への信頼」)
戦後の焼け跡からこの雑誌が生まれて80年。私たちは、ヒューマニズムに賭すことから始めたい。
【特集2】ハラスメントの現在地
これってハラスメントかな?
冗談として、あるいは具体的な懸念として、日常的に話題にするようになった。
議員や首長のセクシャルハラスメントが告発されるも、居直り行為で深刻な二次被害が続くケースもある。
誰もが被害者、また加害者になりうるとの認識が広がる一方、そもそも、それは何を意味するのか。身近な環境で起きた場合にどう対応すべきなのか……
現代人が抱えるモヤモヤの整理を試みる。
※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
■特集1 創刊八〇年 それでも人間を信じる
人はなぜ真実に生きたいと思うのか 森本あんり(東京女子大学学長)
〈対談〉ガザ・ジェノサイドに日本から応答する 金城美幸(名古屋学院大学)×根岸陽太(西南学院大学)
核開発と人間──ラッセル=アインシュタイン宣言に立ち戻る 高橋博子(奈良大学)
〈インタビュー〉「ノー・キングス」デモの水脈──トランプのアメリカに抗う草の根運動 土屋和代(東京大学)
いいとこ取りはできない──水俣が私に問うもの 永野三智(相思社)
〈対談〉劇薬とオールドメディア 安藤優子(ジャーナリスト)×林香里(東京大学)
いまこそ〈マジョリティの哲学〉を構想する 朱喜哲(大阪大学)
言語化万能というイデオロギー 大澤聡(近畿大学)
応援歌としてのジャーナリズムへの提言 根津朝彦(立命館大学)
「人間の国」を求めて──作家・小田実の思想と行動 玄順恵(水墨画家)
高市首相「台湾有事」発言 本当に考えなければならないこと 布施祐仁(ジャーナリスト)
「曖昧な弱者」とその敵意 伊藤昌亮(成蹊大学)
「身を切る」のは誰か──議員定数削減論を疑う 大山礼子(駒澤大学名誉教授)
世界の潮
何がマムダニをニューヨーク市長に押し上げたか 渡辺将人(慶應義塾大学)
柏崎刈羽原発再稼働と「新潟県民の信」のゆくえ 佐々木寛(新潟国際情報大学)
緊迫のインド・パキスタン情勢──高まる“核報復”リスク 伊藤融(防衛大学校)
■特集2 ハラスメントの現在地
〈対談〉「人を大事にする企業」しか生き残れない 圷由美子(弁護士)×木下潮音(弁護士)
神ハラに耐え続けて 辛酸なめ子(漫画家/コラムニスト)
ハラスメントを「翻訳」する──法の現在 滝原啓允(大東文化大学)
居直り市長──ルポ南城市ハラスメント問題 南彰(琉球新報)
〈スケッチ〉あなたはあなたの血を見ることができるか 小林エリカ(作家、アーティスト)
〈夜店〉赤ちゃんの心を科学する 奥村優子(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
フェミニストが高市首相を歓迎できないこれだけの理由 上野千鶴子(東京大学名誉教授)
〈新連載〉戦争国家アメリカの平和 第1回 戦争なくして平和なし 阿部幸大(筑波大学助教)
イミン、イミグレ、イミグランツ 第1回 移民の実存 ブレイディみかこ(ライター)
非人間とのレッスン 第1回 微生物を巡るテクノロジーとテクニック ドミニク・チェン(早稲田大学)
この社会の社会学 第11回 「女と男はやはり違う」のつくられ方 平山亮(大阪公立大学)
シリーズ ストーカー対策最前線──自治体にできること 内澤旬子(文筆家)
親愛なる身体へ 第5回 自分自身であるという苦難、あるいはアウティングの加害性 李琴峰(作家)
隣のジャーナリズム 日本のメディアは黙らない 山本豊彦(しんぶん赤旗日曜版編集長)
最後は教育なのか? 第13回 先生は楽しくもつらい──沼田拓弥さんに聞く 武田砂鉄(ライター)
本との出会い
自由な読書、読書の自由 第1回 「読めないのは仕方ない」のか 二羽泰子(静岡県立大学)
読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 朴沙羅(京都大学)
言葉と言葉のかくれんぼ 第21回 苦い杏 チョン・スユン(翻訳家)
〈連載〉
アジアとアメリカのあいだ 第12回 このたった一つの家で 望月優大(ライター)
あたふたと身支度 第15回 政治リーダーの真贋 高橋純子(朝日新聞)
午前1時のメディアタイムズ 第10回 ロンドン・イズ・バーニング 若林恵(編集者/黒鳥社)
気候再生のために 第39回 COP30 多国間協調への決意 高村ゆかり(東京大学)
脳力のレッスン(282)≪特別篇≫ 新しい「政治の季節」への予感(中篇) 寺島実郎
片山善博の「日本を診る」(194) 高市政権が引き継ぐべき石破前政権の遺産 片山善博(大正大学)
ドキュメント激動の南北朝鮮 第341回(25・10?11) 編集部
記憶をもった鏡 西野嘉憲『熊を撃つ』 戸田昌子(写真史家)
岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人)
アムネスティ通信
読者談話室
編集後記
表紙画 土屋未久(表紙 残光、裏表紙 ほどく)
キャラクター・扉絵 西村ツチカ
表紙デザイン 大原由衣
アートディレクション 須田杏菜
本文デザイン 大原由衣+都井美穂子+國分陽
戦後の国際秩序が、音を立てて崩れつつある。
大国による核の威嚇と法の蹂躙。かつて戦争の惨禍を経験した日本も、憲法9条が歯止めとならず、軍拡競争の一翼を担おうとしている。この現実を前になお、「人間を信じる」ことは可能か。「世界」初代編集長の吉野源三郎はこう述べた。
「『人間に対する信頼』も、一つの大きな賭です。……しかし、この賭なしには、人間の世界は死人のようなつめたさにひえてゆくほかはない」(「ヒューマニズムについて──人間への信頼」)
戦後の焼け跡からこの雑誌が生まれて80年。私たちは、ヒューマニズムに賭すことから始めたい。
【特集2】ハラスメントの現在地
これってハラスメントかな?
冗談として、あるいは具体的な懸念として、日常的に話題にするようになった。
議員や首長のセクシャルハラスメントが告発されるも、居直り行為で深刻な二次被害が続くケースもある。
誰もが被害者、また加害者になりうるとの認識が広がる一方、そもそも、それは何を意味するのか。身近な環境で起きた場合にどう対応すべきなのか……
現代人が抱えるモヤモヤの整理を試みる。
※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
■特集1 創刊八〇年 それでも人間を信じる
人はなぜ真実に生きたいと思うのか 森本あんり(東京女子大学学長)
〈対談〉ガザ・ジェノサイドに日本から応答する 金城美幸(名古屋学院大学)×根岸陽太(西南学院大学)
核開発と人間──ラッセル=アインシュタイン宣言に立ち戻る 高橋博子(奈良大学)
〈インタビュー〉「ノー・キングス」デモの水脈──トランプのアメリカに抗う草の根運動 土屋和代(東京大学)
いいとこ取りはできない──水俣が私に問うもの 永野三智(相思社)
〈対談〉劇薬とオールドメディア 安藤優子(ジャーナリスト)×林香里(東京大学)
いまこそ〈マジョリティの哲学〉を構想する 朱喜哲(大阪大学)
言語化万能というイデオロギー 大澤聡(近畿大学)
応援歌としてのジャーナリズムへの提言 根津朝彦(立命館大学)
「人間の国」を求めて──作家・小田実の思想と行動 玄順恵(水墨画家)
高市首相「台湾有事」発言 本当に考えなければならないこと 布施祐仁(ジャーナリスト)
「曖昧な弱者」とその敵意 伊藤昌亮(成蹊大学)
「身を切る」のは誰か──議員定数削減論を疑う 大山礼子(駒澤大学名誉教授)
世界の潮
何がマムダニをニューヨーク市長に押し上げたか 渡辺将人(慶應義塾大学)
柏崎刈羽原発再稼働と「新潟県民の信」のゆくえ 佐々木寛(新潟国際情報大学)
緊迫のインド・パキスタン情勢──高まる“核報復”リスク 伊藤融(防衛大学校)
■特集2 ハラスメントの現在地
〈対談〉「人を大事にする企業」しか生き残れない 圷由美子(弁護士)×木下潮音(弁護士)
神ハラに耐え続けて 辛酸なめ子(漫画家/コラムニスト)
ハラスメントを「翻訳」する──法の現在 滝原啓允(大東文化大学)
居直り市長──ルポ南城市ハラスメント問題 南彰(琉球新報)
〈スケッチ〉あなたはあなたの血を見ることができるか 小林エリカ(作家、アーティスト)
〈夜店〉赤ちゃんの心を科学する 奥村優子(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
フェミニストが高市首相を歓迎できないこれだけの理由 上野千鶴子(東京大学名誉教授)
〈新連載〉戦争国家アメリカの平和 第1回 戦争なくして平和なし 阿部幸大(筑波大学助教)
イミン、イミグレ、イミグランツ 第1回 移民の実存 ブレイディみかこ(ライター)
非人間とのレッスン 第1回 微生物を巡るテクノロジーとテクニック ドミニク・チェン(早稲田大学)
この社会の社会学 第11回 「女と男はやはり違う」のつくられ方 平山亮(大阪公立大学)
シリーズ ストーカー対策最前線──自治体にできること 内澤旬子(文筆家)
親愛なる身体へ 第5回 自分自身であるという苦難、あるいはアウティングの加害性 李琴峰(作家)
隣のジャーナリズム 日本のメディアは黙らない 山本豊彦(しんぶん赤旗日曜版編集長)
最後は教育なのか? 第13回 先生は楽しくもつらい──沼田拓弥さんに聞く 武田砂鉄(ライター)
本との出会い
自由な読書、読書の自由 第1回 「読めないのは仕方ない」のか 二羽泰子(静岡県立大学)
読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 朴沙羅(京都大学)
言葉と言葉のかくれんぼ 第21回 苦い杏 チョン・スユン(翻訳家)
〈連載〉
アジアとアメリカのあいだ 第12回 このたった一つの家で 望月優大(ライター)
あたふたと身支度 第15回 政治リーダーの真贋 高橋純子(朝日新聞)
午前1時のメディアタイムズ 第10回 ロンドン・イズ・バーニング 若林恵(編集者/黒鳥社)
気候再生のために 第39回 COP30 多国間協調への決意 高村ゆかり(東京大学)
脳力のレッスン(282)≪特別篇≫ 新しい「政治の季節」への予感(中篇) 寺島実郎
片山善博の「日本を診る」(194) 高市政権が引き継ぐべき石破前政権の遺産 片山善博(大正大学)
ドキュメント激動の南北朝鮮 第341回(25・10?11) 編集部
記憶をもった鏡 西野嘉憲『熊を撃つ』 戸田昌子(写真史家)
岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人)
アムネスティ通信
読者談話室
編集後記
表紙画 土屋未久(表紙 残光、裏表紙 ほどく)
キャラクター・扉絵 西村ツチカ
表紙デザイン 大原由衣
アートディレクション 須田杏菜
本文デザイン 大原由衣+都井美穂子+國分陽
マイメニュー
何か良い本ないかな?
おトクに読める本は?
探してる本はあるかな?
- 詳細検索
- 著者別検索
- 出版社別検索
- 書籍トップ
- 書籍一覧
- ビジネス書・政治・経済
- 小説一般
- 推理・ミステリー小説
- 歴史・戦記・時代小説
- ライトノベル
- コンピュータ・IT
- ホラー・怪奇小説
- SF・ファンタジー小説
- アクション・ハードボイルド小説
- 経済・社会小説
- エッセイ
- ノンフィクション
- 恋愛小説
- ハーレクイン小説
- 英語・語学
- 教育・教養
- 辞書
- 旅行・アウトドア・スポーツ
- 料理・生活
- 趣味・雑学・エンタメ
- 詩歌・戯曲
- 絵本・児童書
- マルチメディア
- 写真集
- 雑誌トップ
- 雑誌一覧
- ビジネス・政治経済
- 総合週刊誌・月刊誌
- モノ・トレンド
- 男性誌
- 女性誌
- 自動車・乗り物
- コンピュータ・サイエンス
- スポーツ・アウトドア
- エンターテイメント・グラビア
- 暮らし・食・教育
- 趣味・芸術・旅行
- コミック雑誌
- NHKテキスト[語学]
- NHKテキスト[一般]
- 有料メルマガ
- 無料コンテンツ/カタログ
書籍を探す
コミックを探す
雑誌を探す
新聞を探す
リンク
ヘルプ