商品紹介
『真夏の奇妙な物語』
主人公たちの身に突如起こった不思議な出来事。
誰も予想していなかった恐ろしい結末。
もしかしたら明日、あなたの身にも起こりえるかもしれません。
ほら、あちらの世界への扉はすぐそこに――!
思わずゾワっとくるような、とても奇妙な物語を、大人気ケータイ小説サイトから5作品選抜!
狂気と恐怖の世界へようこそ……!
【収録作品】
(1)治療 みに猫
(2)動画の女 愛桜(ぁぉ)
(3)罪と罪 矢崎 那夜
(4)白いハンカチ 楪葉琉祢
(5)流星行路 野中萌子
(1)治療【本文より】
「彼を治療するにあたっての注意事項と契約書です。今直ぐ読んでサインを頂けますか?」
「あの……これ?」
【患者がどのような姿形、中身になろうとも、こちらではその責任を一切負わないものとします。】
「……あぁ、出来る限り元通りに治療しますが、必ずしも治す前と全く同じ……と言う訳にはいかないという事ですよ……」
無言でサインを書く内田まゆに気付かれない程度に時雨は口の端を吊り上げた。
(2)動画の女【本文より】
「ねえ、この動画知っている?」
「ああ、知っている。だってこれ有名じゃん」
携帯画面に映し出されていたのは、女性が波打ち際ではしゃぐ姿であった。
「愛姫(あき)の新しい動画は持っている?」
「何!? それ、知らないんだけど」
少女達が、何故これほどまでに何の変哲もない動画に一喜一憂しているのか。
それには一つの理由があった。
愛姫……この動画に映された女性は半年前に行方不明になっていたのである。
(3)罪と罪【本文より】
まず、何故自分がここにいるのか、という事だった。
なぜなら自分はつい昨日まで普通の生活を送っていたのだから。
それなのにどうしてこんな所にいなくてはいけないのだ。
状況を知らない、分からない。
これほど不安で恐怖に感じる事はない。
砂奈は体中が小刻みに震えるのを感じた。
(4)白いハンカチ【本文より】
「お客さん……あなたが望む通りの人と結ばれたいですか?」
「え……そりゃあ、もちろん……」
「では……その代わりに何かを……そうだ……あなたの幸運をいただけますか?」
「え……?」
おかしなことを言うマスターの顔は穏やかに微笑んで……。
(5)流星行路
春山は、あたしを殺したいのか、犯したいのか、どっちなんだろう。
そう思って、聞いてみた。
「どっちかっつったら――……愛したい」
ありえない。
因縁という鎖に縛られた、あたしたちの関係。
その後待ち受ける、途方もない未来なんて、想像できるはずもなく。
そのころあたしは、100%、いや、1000%そう信じてた。
この続きは本編でお楽しみください。
主人公たちの身に突如起こった不思議な出来事。
誰も予想していなかった恐ろしい結末。
もしかしたら明日、あなたの身にも起こりえるかもしれません。
ほら、あちらの世界への扉はすぐそこに――!
思わずゾワっとくるような、とても奇妙な物語を、大人気ケータイ小説サイトから5作品選抜!
狂気と恐怖の世界へようこそ……!
【収録作品】
(1)治療 みに猫
(2)動画の女 愛桜(ぁぉ)
(3)罪と罪 矢崎 那夜
(4)白いハンカチ 楪葉琉祢
(5)流星行路 野中萌子
(1)治療【本文より】
「彼を治療するにあたっての注意事項と契約書です。今直ぐ読んでサインを頂けますか?」
「あの……これ?」
【患者がどのような姿形、中身になろうとも、こちらではその責任を一切負わないものとします。】
「……あぁ、出来る限り元通りに治療しますが、必ずしも治す前と全く同じ……と言う訳にはいかないという事ですよ……」
無言でサインを書く内田まゆに気付かれない程度に時雨は口の端を吊り上げた。
(2)動画の女【本文より】
「ねえ、この動画知っている?」
「ああ、知っている。だってこれ有名じゃん」
携帯画面に映し出されていたのは、女性が波打ち際ではしゃぐ姿であった。
「愛姫(あき)の新しい動画は持っている?」
「何!? それ、知らないんだけど」
少女達が、何故これほどまでに何の変哲もない動画に一喜一憂しているのか。
それには一つの理由があった。
愛姫……この動画に映された女性は半年前に行方不明になっていたのである。
(3)罪と罪【本文より】
まず、何故自分がここにいるのか、という事だった。
なぜなら自分はつい昨日まで普通の生活を送っていたのだから。
それなのにどうしてこんな所にいなくてはいけないのだ。
状況を知らない、分からない。
これほど不安で恐怖に感じる事はない。
砂奈は体中が小刻みに震えるのを感じた。
(4)白いハンカチ【本文より】
「お客さん……あなたが望む通りの人と結ばれたいですか?」
「え……そりゃあ、もちろん……」
「では……その代わりに何かを……そうだ……あなたの幸運をいただけますか?」
「え……?」
おかしなことを言うマスターの顔は穏やかに微笑んで……。
(5)流星行路
春山は、あたしを殺したいのか、犯したいのか、どっちなんだろう。
そう思って、聞いてみた。
「どっちかっつったら――……愛したい」
ありえない。
因縁という鎖に縛られた、あたしたちの関係。
その後待ち受ける、途方もない未来なんて、想像できるはずもなく。
そのころあたしは、100%、いや、1000%そう信じてた。
この続きは本編でお楽しみください。
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