商品紹介
【この合本版には、『森の戦士ボノロン ポラメル復刻版』2010年2月号~12月号が収録されています。】
《2010年2月号 すれちがいの言葉の巻》
深い森の巨木の枝の上で、九官鳥のキューが泣いています。キューは、人のことばを覚えてまねるのが得意です。遠くはなれて暮らしている恋人同士のコロロとスララは、キューを介して、メッセージをおたがいに届けあっていました。ところがある日、コロロはスララのことばを勘違いしてしまい、ふたりは、はなればなれになってしまったのです。キューの涙であらわれたボノロンは、巨木をつうじて、コロロのゆくえをさがします。
《2010年4月号 おじいさんのリンゴの巻》
とても寒い北国の小さな村に、大きなリンゴの木がありました。世話をしているのは村の老人アプル。
けれども、このリンゴの木には花が咲かず、実を結ぶことはありません。
村人たちはくすりを使うことをすすめますが、アプルはかつてタネを渡してくれた旅人のことばを信じてことわり続けます。
しかし、いつになっても花は咲きません。
不安をおぼえたアプルは、リンゴの木に涙をおとしました……。
《2010年6月号 かめのこ島の巻》
ウミガメのター坊は、ひさしぶりにふるさとの「かめのこ島」に帰ってきました。ところが、美しかった島からは森がなくなり、枯れた巨木がポツンと残っているだけでした。
悲しくなったター坊は、島をもとに戻そうと木のタネを植えはじめますが、なかなかうまくいきません。
ター坊の流した涙で現れたボノロンは、島をもとの姿に戻す方法を知っています。けれども、それにはとてもつらい決断が必要でした……。
《2010年8月号 うその国の巻》
いたずら好きで、うそばかりついてみんなを困らせている少年、テラ。
ある日、お母さんが大事に育てていたサルスベリの木を折ってしまったテラは、のら犬のしわざだとうそをついて逃げ出します。
やがて、出会ったボノロンに、「うそをついてもおこられない国があったらなあ」と話すテラ。
ボノロンはそんなテラを「うその国」につれて行くと言います。その国ではなんと、うそをついたらほめられるというのです。
《2010年10月号 大工のモックの巻》
ケヤキの巨木がある村に暮らす、モックとお父さん。お父さんは、木で何でもつくれる、村一番の大工さんです。お父さんのような大工を目指すモックに、お父さんは仕事の心得を伝えていました。
ところが、そんなお父さんが病気でなくなります。大工の仕事をついだモック。けれども、村には石や鉄でできた家がたちはじめました。やがて村には木をそまつに扱う人が増えていき……。
《2010年12月号 おち葉の思い出の巻》
森の中に、サクサクの家と呼ばれる古い家がありました。この家に住むマーサは親のいない子どもたちを集めていっしょに暮らしていましたが、ある時、重い病気にかかってしまいます。
子どもたちはマーサの病気をなおしてほしいと願いますが、ボノロンには病気をなおすことはできません。すると、寝ているマーサから「ごめんね」という声がしました。ボノロンたちは、マーサの夢をのぞいてみることにしました……。
《2010年2月号 すれちがいの言葉の巻》
深い森の巨木の枝の上で、九官鳥のキューが泣いています。キューは、人のことばを覚えてまねるのが得意です。遠くはなれて暮らしている恋人同士のコロロとスララは、キューを介して、メッセージをおたがいに届けあっていました。ところがある日、コロロはスララのことばを勘違いしてしまい、ふたりは、はなればなれになってしまったのです。キューの涙であらわれたボノロンは、巨木をつうじて、コロロのゆくえをさがします。
《2010年4月号 おじいさんのリンゴの巻》
とても寒い北国の小さな村に、大きなリンゴの木がありました。世話をしているのは村の老人アプル。
けれども、このリンゴの木には花が咲かず、実を結ぶことはありません。
村人たちはくすりを使うことをすすめますが、アプルはかつてタネを渡してくれた旅人のことばを信じてことわり続けます。
しかし、いつになっても花は咲きません。
不安をおぼえたアプルは、リンゴの木に涙をおとしました……。
《2010年6月号 かめのこ島の巻》
ウミガメのター坊は、ひさしぶりにふるさとの「かめのこ島」に帰ってきました。ところが、美しかった島からは森がなくなり、枯れた巨木がポツンと残っているだけでした。
悲しくなったター坊は、島をもとに戻そうと木のタネを植えはじめますが、なかなかうまくいきません。
ター坊の流した涙で現れたボノロンは、島をもとの姿に戻す方法を知っています。けれども、それにはとてもつらい決断が必要でした……。
《2010年8月号 うその国の巻》
いたずら好きで、うそばかりついてみんなを困らせている少年、テラ。
ある日、お母さんが大事に育てていたサルスベリの木を折ってしまったテラは、のら犬のしわざだとうそをついて逃げ出します。
やがて、出会ったボノロンに、「うそをついてもおこられない国があったらなあ」と話すテラ。
ボノロンはそんなテラを「うその国」につれて行くと言います。その国ではなんと、うそをついたらほめられるというのです。
《2010年10月号 大工のモックの巻》
ケヤキの巨木がある村に暮らす、モックとお父さん。お父さんは、木で何でもつくれる、村一番の大工さんです。お父さんのような大工を目指すモックに、お父さんは仕事の心得を伝えていました。
ところが、そんなお父さんが病気でなくなります。大工の仕事をついだモック。けれども、村には石や鉄でできた家がたちはじめました。やがて村には木をそまつに扱う人が増えていき……。
《2010年12月号 おち葉の思い出の巻》
森の中に、サクサクの家と呼ばれる古い家がありました。この家に住むマーサは親のいない子どもたちを集めていっしょに暮らしていましたが、ある時、重い病気にかかってしまいます。
子どもたちはマーサの病気をなおしてほしいと願いますが、ボノロンには病気をなおすことはできません。すると、寝ているマーサから「ごめんね」という声がしました。ボノロンたちは、マーサの夢をのぞいてみることにしました……。
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