商品紹介
【この合本版には、『森の戦士ボノロン ポラメル復刻版』2021年2月号~12月号が収録されています。】
《2021年2月号 炭やき小屋のカラスの巻》
クヌギの巨木がそびえる雪ぶかい村に、炭を売り歩く“カラス”と呼ばれる少年がいました。カラスは炭をやくけむりで、いつもからだじゅうまっくろ。村の人々からいつもからかわれていました。
ある日、カラスは巨木に涙をおとします。あらわれたボノロンに、カラスは友だちがほしいと願います。ボノロンは、タスムンの木の実でつくった特別なせっけんをわたし、これで願いがかなうと伝えます。とても信じられないカラスでしたが……?
《2021年4月号 ピオニの桜の巻》
山じゅうの桜が満開のなか、まだ花を咲かせていない桜の巨木がありました。巨木の開花を楽しみに帰ってきた村の娘ピオニは残念に思います。
ピオニは、お母さんのチズと、婚約者のレアを連れて巨木までやってきました。そこには、なくなったお父さんのおはかがあります。厳しくて無口だったお父さんをきらっていたピオニでしたが、おはかまいりにやってきた村人から思いがけない話を聞きますーー。
《2021年6月号 ねこ岳のゲンタの巻》
クスノキの巨木の下でねこのゲンタが泣いています。あらわれたボノロンがわけを聞くと、ゲンタはもうすぐ7才。ねこは7才になると、ねこの王さまにあいさつするために“ねこ岳”に行かなければいけないといいます。しかも、今年はそこで新しい王さまを決める年だというのです。
けれども、ゲンタは、年老いた育ての親、ヤスじいさんをひとりのこして行けません。ボノロンとゴンは、ゲンタのかわりにじいさんのそばにいるとていあんしますが……。
《2021年8月号 フォロンをさがしての巻》
火山のふもとにある、クスの巨木のそばのまずしい村に、少年ヨーンが母親のマルテとふたりでくらしていました。
マルテは病気にかかっていて、息子のヨーンに薬草「フォロン」をさがしてくるように言いつけます。いぜんは優しいお母さんでしたが、病気ですっかり変わってしまったのです。ヨーンは、さまざまな山に登ってさがしますが、フォロンは見つかりません。そんな時、ヨーンの涙でボノロンがあらわれます。
《2021年10月号 ナギの葉のきずなの巻》
雪のふるさむい日のことでした。ナギの巨木の下に、ひとりの兵士がたおれていました。
それを見つけたサーヤは兵士を家へはこび、手あてをしてあげました。兵士はいしきをとりもどしますが、それまでの記憶をなくしてしまっているようです。サーヤは兵士に「ナギ」と名前をつけてあげました。
やがて夫婦になり、しあわせにくらしていたふたり。けれども、ある日、サーヤは巨木に悲しみの涙をおとします。
《2021年12月号 思いだせない顔の巻》
ある村に、有名な木像の彫刻家アンジェロが住んでいました。
まるで生きているかのような木像をたくさん作ってきたアンジェロは、自分の寿命が近いことをさとり、最後にお母さんの木像をほろうと考えています。しかし、お母さんは、アンジェロが幼いころになくなったため、その顔がどうしても思いだせないのです。悲しみにくれるアンジェロは、巨木に涙をおとします。
《2021年2月号 炭やき小屋のカラスの巻》
クヌギの巨木がそびえる雪ぶかい村に、炭を売り歩く“カラス”と呼ばれる少年がいました。カラスは炭をやくけむりで、いつもからだじゅうまっくろ。村の人々からいつもからかわれていました。
ある日、カラスは巨木に涙をおとします。あらわれたボノロンに、カラスは友だちがほしいと願います。ボノロンは、タスムンの木の実でつくった特別なせっけんをわたし、これで願いがかなうと伝えます。とても信じられないカラスでしたが……?
《2021年4月号 ピオニの桜の巻》
山じゅうの桜が満開のなか、まだ花を咲かせていない桜の巨木がありました。巨木の開花を楽しみに帰ってきた村の娘ピオニは残念に思います。
ピオニは、お母さんのチズと、婚約者のレアを連れて巨木までやってきました。そこには、なくなったお父さんのおはかがあります。厳しくて無口だったお父さんをきらっていたピオニでしたが、おはかまいりにやってきた村人から思いがけない話を聞きますーー。
《2021年6月号 ねこ岳のゲンタの巻》
クスノキの巨木の下でねこのゲンタが泣いています。あらわれたボノロンがわけを聞くと、ゲンタはもうすぐ7才。ねこは7才になると、ねこの王さまにあいさつするために“ねこ岳”に行かなければいけないといいます。しかも、今年はそこで新しい王さまを決める年だというのです。
けれども、ゲンタは、年老いた育ての親、ヤスじいさんをひとりのこして行けません。ボノロンとゴンは、ゲンタのかわりにじいさんのそばにいるとていあんしますが……。
《2021年8月号 フォロンをさがしての巻》
火山のふもとにある、クスの巨木のそばのまずしい村に、少年ヨーンが母親のマルテとふたりでくらしていました。
マルテは病気にかかっていて、息子のヨーンに薬草「フォロン」をさがしてくるように言いつけます。いぜんは優しいお母さんでしたが、病気ですっかり変わってしまったのです。ヨーンは、さまざまな山に登ってさがしますが、フォロンは見つかりません。そんな時、ヨーンの涙でボノロンがあらわれます。
《2021年10月号 ナギの葉のきずなの巻》
雪のふるさむい日のことでした。ナギの巨木の下に、ひとりの兵士がたおれていました。
それを見つけたサーヤは兵士を家へはこび、手あてをしてあげました。兵士はいしきをとりもどしますが、それまでの記憶をなくしてしまっているようです。サーヤは兵士に「ナギ」と名前をつけてあげました。
やがて夫婦になり、しあわせにくらしていたふたり。けれども、ある日、サーヤは巨木に悲しみの涙をおとします。
《2021年12月号 思いだせない顔の巻》
ある村に、有名な木像の彫刻家アンジェロが住んでいました。
まるで生きているかのような木像をたくさん作ってきたアンジェロは、自分の寿命が近いことをさとり、最後にお母さんの木像をほろうと考えています。しかし、お母さんは、アンジェロが幼いころになくなったため、その顔がどうしても思いだせないのです。悲しみにくれるアンジェロは、巨木に涙をおとします。
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