商品紹介
【この合本版には、『森の戦士ボノロン ポラメル復刻版』2023年2月号~12月号が収録されています。】
《2023年2月号 王様と料理人の巻》
海沿いの小さくまずしい村の料理人・ボズの店に、評判を聞いた王様がやってきました。
ボズのとっておきのカサゴの料理を食べた王様は、「こんなまずい料理ははじめてだ!」と怒り、7日後にもう一度料理を作るよう命じます。イチョウの巨木の下で泣いていると、ボノロンがあらわれます。「王様が好きな料理を教えてくれ」と願ったボズ。ボノロンは、王様の料理人だったおじいさんのことを教えますーー。
《2023年4月号 春風の声の巻》
ニレの巨木のそばにあるおはかの前で、歌手のザナが泣いています。
いつも歌を聞きに来てくれたり、ザナのために歌を作ってくれたりした、アケルという若者が、さようならも言わずにいなくなってしまいました。ザナは、そのアケルがなくなっていたことを知ったのです。
その涙に気づいてあらわれたボノロンに、ザナは「もういちどアケルにあって、ありがとうと伝えたい」と願います……。
《2023年6月号 ポーラと雨の日の巻》
ある雨の日、イチイの巨木のほらの中で、モコモコあたまのポールが泣いていました。 自分と同じくせっ毛の娘のポーラが、くせっ毛がひどくなる雨の日が大きらいで、学校なんて行きたくないというのです。 ポーラのママは病気でなくなってしまい、男親のポールは娘に何をしてあげればいいのかわかりません。話をきいたボノロンは、一年中雨のふる町へふたりをつれていきます。
《2023年8月号 シャル王子と森の女神の巻》
りっぱなお城の庭に立つ、カエデの巨木の下で、いげんのある王様が泣いています。息子のシャル王子が、絵に描かれた森の女神にほれてしまい、もうほかのものにはきょうみがないというのです。 生きた人間を好きになれないようでは、民の幸せを守る王様にはなれないと悲しみにくれています。王様はボノロンに、「王子のために女神以上の女性を探してほしい」と願いますが、ボノロンも困ってしまいーー。
《2023年10月号 おてんばサユと鬼の子クウの巻》
山おくにあるウブラの村に、サユという女の子がいました。おてんばなサユには友だちがいません。だれもサユについていけないのです。 そんなある日、クウという男の子があらわれます。クウはサユに負けないくらいわんぱくで、ふたりはすぐになかよくなりました。
でも、クウにはあるひみつがありました。クウは、鬼の子だったのです。それを知られてしまったら、サユにきらわれてしまうと、ボノロンに話しますが……。
《2023年12月号 たった一度の誕生会の巻》
友だちの誕生会の帰り道、小さな港を見下ろす巨木の下で、少年のアリが泣いています。
その涙であらわれたボノロンにアリは、自分は親に誕生日を祝ってもらったことがないこと、お母さんは自分が生まれた年に死んでしまったこと、そして、お父さんはきっと自分の誕生日なんて忘れてしまっているんじゃないかということを語ります。
それを聞いたボノロンは、アリが生まれたその日に連れていくことにしますーー。
《2023年2月号 王様と料理人の巻》
海沿いの小さくまずしい村の料理人・ボズの店に、評判を聞いた王様がやってきました。
ボズのとっておきのカサゴの料理を食べた王様は、「こんなまずい料理ははじめてだ!」と怒り、7日後にもう一度料理を作るよう命じます。イチョウの巨木の下で泣いていると、ボノロンがあらわれます。「王様が好きな料理を教えてくれ」と願ったボズ。ボノロンは、王様の料理人だったおじいさんのことを教えますーー。
《2023年4月号 春風の声の巻》
ニレの巨木のそばにあるおはかの前で、歌手のザナが泣いています。
いつも歌を聞きに来てくれたり、ザナのために歌を作ってくれたりした、アケルという若者が、さようならも言わずにいなくなってしまいました。ザナは、そのアケルがなくなっていたことを知ったのです。
その涙に気づいてあらわれたボノロンに、ザナは「もういちどアケルにあって、ありがとうと伝えたい」と願います……。
《2023年6月号 ポーラと雨の日の巻》
ある雨の日、イチイの巨木のほらの中で、モコモコあたまのポールが泣いていました。 自分と同じくせっ毛の娘のポーラが、くせっ毛がひどくなる雨の日が大きらいで、学校なんて行きたくないというのです。 ポーラのママは病気でなくなってしまい、男親のポールは娘に何をしてあげればいいのかわかりません。話をきいたボノロンは、一年中雨のふる町へふたりをつれていきます。
《2023年8月号 シャル王子と森の女神の巻》
りっぱなお城の庭に立つ、カエデの巨木の下で、いげんのある王様が泣いています。息子のシャル王子が、絵に描かれた森の女神にほれてしまい、もうほかのものにはきょうみがないというのです。 生きた人間を好きになれないようでは、民の幸せを守る王様にはなれないと悲しみにくれています。王様はボノロンに、「王子のために女神以上の女性を探してほしい」と願いますが、ボノロンも困ってしまいーー。
《2023年10月号 おてんばサユと鬼の子クウの巻》
山おくにあるウブラの村に、サユという女の子がいました。おてんばなサユには友だちがいません。だれもサユについていけないのです。 そんなある日、クウという男の子があらわれます。クウはサユに負けないくらいわんぱくで、ふたりはすぐになかよくなりました。
でも、クウにはあるひみつがありました。クウは、鬼の子だったのです。それを知られてしまったら、サユにきらわれてしまうと、ボノロンに話しますが……。
《2023年12月号 たった一度の誕生会の巻》
友だちの誕生会の帰り道、小さな港を見下ろす巨木の下で、少年のアリが泣いています。
その涙であらわれたボノロンにアリは、自分は親に誕生日を祝ってもらったことがないこと、お母さんは自分が生まれた年に死んでしまったこと、そして、お父さんはきっと自分の誕生日なんて忘れてしまっているんじゃないかということを語ります。
それを聞いたボノロンは、アリが生まれたその日に連れていくことにしますーー。
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