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坂道
小山榮雅
価格:¥550(税込)
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日常の平穏な時の流れの中に、ふと、梶井基次郎の痛ましい青春を思い、画家佐伯祐三の自殺にも等しい生きざまをパリ近郊のモランの村まで追い、また俳人山頭火の漂泊の影を旅先で凝視し、幻の詩人逸見猶吉の閉ざされた生涯に思いをはせつつ、一方では何げない凡庸な空間へ多角的に割り込んでくる、みずからの寒々とした遠景を透視した十四の短篇。
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山頭火の漂泊
小山榮雅
価格:¥880(税込)
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四十五歳であてのない旅に出発し、旅のうちに死ねなかった漂泊の俳人種田山頭火。その「漂白」の可能性と意義を著者自身の問題として考えた山頭火論です。
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慶子からの手紙
小山榮雅
価格:¥880(税込)
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昭和5年(1930)11月下旬、太宰治は銀座のカフェ"ホリウッド"の17歳の女性と、鎌倉の小動岬の海岸で「心中」を計った。このとき相手の女性は死に、太宰治は生き残った。心中に使用したカルモチンの量は、致死量には達していない。もしかりに、致死量に達していなかったのは、太宰治の方だけであったとすれば、明らかに「殺人事件」が成立をするだろう。主人公、下条順三は、見知らぬ女性「岡田慶子」からの手紙に、翻ろうされつつ、その謎を追いつづける。「岡田慶子」とは誰か。
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梶井基次郎の肖像
小山榮雅
価格:¥880(税込)
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梶井基次郎の実生活と文学作品、そして時代背景から作家の全体像を見極めようとしています。病気療養していた伊豆・湯ヶ島温泉で行われた梶井基次郎をしのぶ会「檸檬忌」での講演に加筆したものです。
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