タイプ別おすすめ「紀行本」特集
「紀行本」とは、旅行で体験した事やそれを元にしたノンフィクション等を指すもので、旅行に行く人を対象とした「旅行ガイド本」とはまた違うものです。
一度旅行した場所でも、紀行本を読んでみるとまた新しい発見があるかもしれません。
本コーナーではそんな紀行本の中から書店員おすすめの24冊を選び、大きく5つのタイプに分類しました。
気になるコーナーから覗いてみてください。
旅行記タイプ
著者自身が旅行で体験した出来事や現地の人との交流などを時系列で記述していくのがこのタイプです。
「紀行」と聞いたときにまずイメージするタイプではないでしょうか。
テーマタイプ
旅行記タイプのように著者が体験した出来事を記述していきますが、単純に時系列で記述しているのではなく、ある「テーマ」が切り口とされているのがこのタイプです。
「酒」をテーマにイスラム圏を旅行した「イスラム飲酒紀行」や、「魅惑の宿に泊まる」をテーマに旅行した「まだ見ぬホテルへ」などがあります。
ガイドタイプ
旅行ガイド本に近い分類ですが、旅行ガイド本が旅行に行く際の実用性を重視するのとは違い、特定の国や地域に深い思いのある著者が観察・体験した事を元に、そこを紹介するのがこのタイプです。
別冊Discover JAPAN TRAVELはたくさんの高精細で迫力のある写真で編集されていて、その空間に惹きこまれてしまうような魅力があります。
文学タイプ
紀行本というカテゴリが旅行で体験した事を記述するノンフィクションの領域でありながらも、文学的要素が強いものがこのタイプです。
学術タイプ
ある「テーマ」を切り口としている点ではテーマタイプに近いですが、観光的要素が無く、実地調査や研究等の学術的要素が強いのがこのタイプです。
