Labs blog 第弐話
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第弐話 見知らぬ、展開
第1回で紹介した作品は「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」でした。そこで、第2回は、青春小説だと思ったらミステリーという、変わったしかけの作品を紹介したいと思います。
今回紹介する作品は、乾くるみさんの『イニシエーション・ラブ』という作品です。
この作品は、一見するとよくある恋愛小説ですが、物語の最後の最後で、あれ?という展開が待っています。この作品の商品紹介には、下記の様に書かれています。
「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがて恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説──と思いきや、最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう。
物語をまったく違った物語にしてしまう「最後から二つめのセリフ」、すごく気になりませんか?私もこのセリフが何なのかを知りたくて、この作品を読みました。そして、その「最後から二つめのセリフ」を読んだ時、頭の中には、たくさんのはてなマークが浮かんでいました。
ウィキペディアによると、この作品は2005年版の本格ミステリベスト10で第6位にランクインしている様です。恋愛小説なのに本格ミステリーというのは不思議な気がしますが、最後の大どんでん返しまで読むと、それも納得出来ると思います。
「絶 対 に 先 に 読 ま な い で !」という注意書きがあるように、このセリフを楽しむには、物語を飛ばさずに、最初から順番にきちんと読む必要があります。先に読んでしまうと、この作品の魅力も半減してしまいます。せっかくの作品がもったいないので、手に取った際は、是非最初から順番に読んでください。きっと、 「最後から二つめのセリフ」にあっと言わされることでしょう。
全部読み終わった後、すぐに2回目を読みたくなり、しかも1回目と2回目で全然違うストーリーに見える。こんな作品は、なかなかないんじゃないでしょうか?
COCORO BOOKSでは、他にも乾くるみさんの作品を扱っています。この作品で興味を持った方は、他の作品にも是非挑戦してみてください
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Jの神話
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リピート
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セカンド・ラブ
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嫉妬事件
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