シャープの電子書籍ストア

そもそもの始まりは@SharpGalapagosが無料で公開した、MZ-80のマニュアルでした。

• 「BASICの海へ」──「MZ-80」伝説のマニュアル、シャープが公開
  　Twitterがきっかけ (ITmediaさん)

今回、復刻版プロジェクトを進めてきた私は、実はX68000を触った事の無い20代なのですが、元々レトロPCが好きなのでこのマニュアルをすかさずダウンロードすると共に@SharpGalapagosの中の人に「もっと色々電子化できたりしませんかね？」と聞いてみたのです。
今考えるとだいぶ趣味が入っていましたね。

すると、「こんなん見つけた」とまず出てきたのがこれ。
この特徴的な形は私もX68000と知っていました。（ちなみにこれを配布するかはまだ秘密です）

それにしてもカタログなら昔のだからデータは無いにしても、どこかにちゃんと原本が管理されているのだろうと思っていたのですが、これが実はそうではないらしいのです。

弊社は丁度昨年に100周年を迎えましたが、その際に過去のデータを整理するプロジェクトがあったそうで、最近@SHARP_JPでぽつぽつ投稿されていた昔の製品の写真はそんな中からの発掘物との事でした。

電子書籍元年と言われて久しいこの頃ですが、「電子書籍ならでは」のメリットを伝えるのが難しいと思っていた私は、このカタログがそれに適任ではないだろうかと思いました。

世には既に絶版や入手困難となってしまったものの、再販すれば売れそうな素晴らしい本が沢山あります。
このカタログ電子化を通して、まさかこんな物に価値があるわけなかろうと思っていた人たちへの新たな気づき、や、こうすれば絶版も簡単に蘇れるのか、という風潮を起こせればいいなという思いがあります。
結果として、はた目には懐古趣味に取られてしまいそうなのはやむを得ないのですが、そういう風を起こしていきたいと思っています。

というわけで、まずは向こう数回に渡ってX68000シリーズで展開していく、シャープ製品カタログ「復刻版」ですが、ご好評のあおりを受けて第二弾もできそうな雰囲気がしてきました。
既にTwitterなどでMZやX1やZaurusは・・・といろいろリクエストを頂いているので、ご意見を加味しつつ中の人たちでいろいろ検討し始めています。
今後もぜひご期待ください。

ところで、@SharpGalapagosの中の人から中々にアツい本棚の写真をもらったので、ここに載せてみます。
Oh!Xとか電子化できたりしたら面白そう・・・してもいいよと話が頂ければ嬉しいのですが・・・