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COCORO BOOKSでは、毎週たくさんのコンテンツが新規配信されています。毎週毎週、面白いコンテンツがないか探すのは楽しいのですが、自分が追いかけていたシリーズの続巻を見逃してしまい、大分時間が経ってからそれに気がつくという経験をしたことがある人も、結構多いのではないでしょうか？

そんな人に朗報？です。今回GALAPAGOS Labsから、シリーズ続巻の新規配信を教えてくれる新機能、「シリーズ続巻販売お知らせ機能」がリリースされました。

この機能は、過去に購入したことのあるシリーズの続巻が配信されたときに、メールでそのことを教えてくれるという機能です。

使い方は簡単で、下記のページをマイメニューに入れておくだけです。

シリーズ続巻販売お知らせ機能

まだ実験中の機能なので、使い勝手やカスタマイズ性など、いくつか課題もありますが、この機能を使えば、シリーズ続巻の買い忘れも無くなるのではないかと思います。

実際に、この機能を登録してみたところ、今週発売の続巻として、下記の２つの続巻販売のお知らせが届きました。

特に、「そんな未来はウソである」の方は、１巻の発売日が１年以上前の2012年4月4日で、購入していたことは頭の中から完全に抜け落ちていました。そう考えると、気づいていないだけで見逃してしまっている続巻も結構あるのかもしれません。

さて、今回も最後に、オススメの本を紹介したいと思います。今回紹介するのは、至道流星さんの、『羽月莉音の帝国』というシリーズです。

この作品は、主人公の羽月莉音が「革命部」という部活動を立ち上げて、世界を相手に建国を目指すというものです。それぞれの話の最後には、その段階での「革命部」の部費と借金の額が表示されるのですが、その金額のスケールはとんでもないスピードで加速していきます。

著者が会社経営していたということもあって、敵対的買収やレバレッジなどの経済用語や、様々なビジネスモデルも出てきて、読んでいくうちに経済に関する知識も身につけることが出来ます。

そして、私が読んだ中で特に印象的だったのは、シリーズ第９巻の下記のあとがきです。

当初、羽月莉音の帝国シリーズは全十二巻を計画していました。しかし、昨今の世界情勢を鑑みるに、予想していたよりも若干早く、現実が追いついてきた感があります。（中略）そこで、本シリーズは全一〇巻とするのが、シリーズを区切るタイミングとしてはベストであろうと判断しました。

まさか、ライトノベルで、現実が予想よりも早く追いついてきたから話の展開を早めるなんて言葉を見る日が来るとは思いませんでした。１巻の商品紹介の中にある、「この小説、本気です!!」という文言も、あながちウソではない様に思います。

「羽月莉音の帝国」は、通常版とイラスト完全版、共に全10巻がCOCORO BOOKSで配信中なので、興味を持った方は、是非一度読んでみて下さい。